御挨拶

 

 群馬県高等学校教育研究会音楽部会は、本県の公私立高等学校(中等教育学校後期課程及び高等部を設置する特別支援学校を含む)の音楽教員により構成されている教育研究団体です。

 本部会の目的は、高等学校音楽教育の研究及び発展を図り、会員相互の親睦と資質の向上を図ることにあります。この目的を達成するために、多くの事業に部会員が一体となり、精励しております。

 

 本部会では、例年、群馬県高等学校文化連盟との共催で、群馬県高校芸術祭音楽部門「団体演奏会」及び「個人演奏会」を開催し、県内の高校生の相互の交流と活動内容の向上を図り、高等学校音楽教育の充実と青少年文化活動の振興に努めております。また、年2回の「授業研究会」を開催し、指導と評価の一体化に向けた授業改善の推進を行っております。さらに、「夏季研究会」及び「講演会」等の研修会も開催し、部会員相互の研鑽に励んでおります。その他、「部会演奏会」は、部会員である音楽教員自身の専門的知識・技能、生徒に対する指導力等の向上を目的に開催しております。そして、一年間の総括として、研究集録「音楽研究」を刊行し、広く研究活動を紹介しています。

 

 なお、「授業研究会」、「夏季研究会」及び「部会講演会」の開催にあたり、令和4~6年度の3年間の研究テーマとして「学習指導要領の実践の充実(指導と評価の一体化)」及び「芸術科(音楽)の新たな学びの推進」を定め、平成30年3月告示高等学校学習指導要領の実践の充実を図ることとしています。

 

本部会の事業においても、新型コロナウイルス感染症の影響により様々な課題が生じておりますが、昨年度は「授業研究会」、「夏季研究会」及び「部会講演会」を、オンライン及び対面参加を併用して開催することができました。今年度においても、計画された事業が安全・安心に開催できるよう、尽力しております。

 

 本部会のホームページでは、研究活動や関連情報等を随時、掲載して参ります。県内外の音楽教育に携わる先生方と交流を築き、連携が深まることで、一層、本県の音楽教育の充実、発展に繋がることを切に願い、挨拶といたします。

 

 

 群馬県高等学校教育研究会音楽部会

  部会長 和泉 昇

 (群馬県立館林女子高等学校長)